逆子はマタニティ整体で治せる?効果や治療方法を解説

産前産後の整体

逆子とは?

逆子とは通称で、正式には「胎位異常」といいます。本来ならば骨盤の方(お腹の下側)に頭を向けている赤ちゃんが、骨盤に対してお尻を向けたり横を向いていたり、斜めを向いていたりしている状態を指します。

逆子を戻すには、お母さんがご自身で行う「逆子体操(数種類あり)」や医師が行う「外回転術(赤ちゃんを外から回す)」などの方法が知られています。

整体で逆子を戻すと言うと外回転術を想像される方がいらっしゃいますが、外側から直接力を加えて逆子を戻す外回転術は医師しか行うことができない医療行為です。そのため、整体では赤ちゃんではなく、赤ちゃんを包むお母さんの身体に働きかけて間接的に逆子が戻りやすくなるためのアプローチを行います。当院でも、妊娠後期(28週~)になった頃に逆子のお問い合わせが多くなります。

逆子の原因

逆子の原因ははっきりと解明されていないものの、子宮の異常、胎盤の位置が悪い、羊水が多い・少ないなどが要因ではないかと言われています。こうした医学的な要因があると考えられる場合は産院で処置、経過観察していきます。

医学的な異常がないのに赤ちゃんが自然と逆子になってしまった場合には、出産ギリギリまで様子を見るというのが一般的です。

医学的な異常がない場合、「母体の骨盤の片寄りと、それによって生じる腰椎(背骨の腰の部分)のねじれ」が要因となっている場合があります。身体に片寄りや歪みがあると、赤ちゃんがお腹の中で方向を見失ってしまっていたり、正常の位置で落ち着けないために逆子になってしまう場合があるのです。

腰・恥骨・背中に痛みがある場合や、お腹がやたら重く感じると言った症状がある場合は片寄りが出ている目安となります。この場合は整体によるアプローチが可能です。

マタニティ整体による逆子対応の仕組み

身体に医学的な異常がないのにも関わらず逆子となっている場合、整体院では身体の片寄りや歪みが要因と仮定してお身体を拝見していきます。

マタニティ整体による逆子へのアプローチは、母体のリラクゼーションや骨盤の調整を通じて胎児が自然な頭位に戻るのを促します。

方法は整体院によって様々ですが、代表的なアプローチは下記の3つです。

①骨盤の調整

骨盤の歪みや緊張を手技にて適切に調整することで、胎児が回転しやすい環境を整えます。骨盤周りの筋肉や靭帯を緩めたり、仙骨の位置を整えることで骨盤のバランスを改善し、胎児が動きやすくなるようにします。

②呼吸法

深呼吸やリラクゼーション呼吸法を用いて母体の緊張を和らげることで、胎児の位置が自然に変わるのを助けます。深呼吸により、身体全体のリラックスが促進され、胎児の動きやすさが向上します。

③体位療法

特定の姿勢を取ることで胎児の回転を促す方法です。ご自身で行える逆子体操もこれにあたります。胎児が回転するスペースを確保したり、移動しやすい通路を作るようなイメージです。

マタニティ整体による逆子への効果

身体の片寄りが改善されると、赤ちゃんは再び気持ちの良い体位、居心地がいい体位に動き出し、頭が下に戻っていきます。

当院でも逆子の操法は数多く行ってきましたが、参考までにここで簡単に事例を紹介します。

<逆子の改善事例>

妊娠32週の方が、逆子に加えて腰痛と肩こりのためにご依頼下さいました。立ち姿を見てみると、お腹は下に下がり、中心からやや右にずれています。仰向けになっていただくと、体が少し傾いているのがわかりました。お腹周りが緊張していたため、まずはその緊張をぬく方法を実施しました。

その後、骨盤から足先まで確認すると、足首に大きな弛みがあることがわかりました。これが原因で骨盤が傾いていることが判明したため、足先から順番に骨盤を整えていきました。操法を進めると、お腹の形が徐々に丸くなっていきました。そして立ち上がっていただくと、下がっていたお腹が丸く上がり、真ん中に来ていました。腰痛や肩こりも軽減し、その日の操法を終えました。

数日後、健診を受けると、逆子が治っていたそうです。骨盤に対してお尻を向けている逆子がその場で治ることは少ないのですが、身体を整えれば自分のリズムで戻ってくれるのです。

注意点とリスク

逆子治療にマタニティ整体を選ぶ場合の注意としては、マタニティ整体は医療行為ではないという点を充分に理解することです。すでにご説明した通り、へその緒や胎盤の位置が悪いなどの医学的要因が絡む場合は整体法では対処できません。また、そうした可能性があることを整体院が診断することはできません。医学的要因があるかもしれない状況でマタニティ整体を受けることは大きなリスクとなります。

まずは医学的要因が無いかどうかを産院にてしっかりと検査し、産院の許可を得てマタニティ整体を受けることが重要です。また、妊産婦さんの扱いに慣れている整体院かどうかもチェックが必要です。

逆子治療としてのマタニティ整体の位置づけ

医療行為ではないマタニティ整体は逆子治療においてどのような位置づけであるかというと、正確には「治療」とは言えず「健康法」の分野であると言えます。しかしながら、医療ではないからこそのメリットもあります。医療は身体の医学的異常を治すものですが、逆を言えば「異常は無いがなぜか出てしまう痛みや不調」に関しては痛み止めや漢方を勧めることくらいしかできません。逆子に関しても、医学的異常が見つからなければ様子見しかできないのが医療の弱みとも言えます。

出産までに少しでも不安を取り除きたい方逆子に対して少しでも何かできないかとお悩みの方は、ご紹介したリスクを避けながら信頼できる整体院にてマタニティ整体を受けてみるのも1つの選択肢です。逆子に対してだけではなく、出産に向けた身体作りも同時に行うことができます。

笑玉堂の逆子操法

さて、ここまでは整体業界全体の一般論を中心に述べてきましたが、最後に笑玉堂での逆子操法についてご紹介させて下さい。
 笑玉堂では、逆子に対して「母体の骨盤の片寄りと、それによって生じる腰椎(背骨の腰の部分)のねじれ」が要因であると考えており、骨盤と腰椎を念入りに拝見させていただきます。

操法の流れ

1,カウンセリング
通常の操法と同じくまずはカウンセリングをしっかりと行います。逆子になった時期や、逆子以外のお身体の調子などをお知らせください。

2,お身体のチェック
骨盤を中心に全身を拝見させていただきます。事例でも述べた通り、足首の弛みが骨盤の傾きに繋がっていたケースなどがありますので、骨盤そのものだけではなく全身の関わり合いを確認しながら骨盤を片寄らせている原因を探し出して、根本から体の片寄りを防いでいきます。

3,操法と指導
チェックして発見した弛みや歪みを整えていきます。安全面には特に配慮し、妊婦さんが取れない姿勢や、や痛みが起こる姿勢は避け、手足から体のひずみを取りながら、骨盤の片寄りを正していきます。

笑玉堂の逆子への対応は、お母さんの身体を整えた上で赤ちゃんの意思に任せて「待つ」ことが中心となります。無理に押す、体を傾けるなど負担をかけることはいたしません。

また、当院でも一般的な「逆子体操」はご指導いたしておりますが、体の片寄りを解消するように、体の細かな姿勢や力の入れる所など細かな体位指導を行って、ご自宅でも出来るようにしております。

回数と成功率

よく「何回くらい受ければ戻りますか?」とご質問がありますが、だいたい1~3回までにはもどります。これまでの成功率としては8割ほどです。残りの2割は「逆子の原因」の章でも述べたような整体では解決できない要因が考えられます。

笑玉堂は助産院とも提携しながら述べ3000人の妊婦さんを拝見してきました。逆子操法に関しても、適切な知識とこれまでの経験をもとに、赤ちゃんへの負担やリスクを最大限に回避しながら逆子が戻りやすくなる身体作りを行うことができます。ぜひお気軽にご相談下さい。